虫歯の治療って何をされているかわからないから怖い!?

虫歯の治療なんて誰でもできれば、避けたいもの・・口を開けたまま、まな板の上のコイ状態。何をされているのかわからないし、どんな選択があるのかなんて素人にはわからないと思っていませんか?虫歯の治療は、そんなに選択肢が多いわけではありません。ほんの少しの知識でも大丈夫。怖いという気持ちを吹き飛ばしましょう。

虫歯は小さいほど、治療も少なくて済みます

これはもちろん当たり前の話ですが、虫歯は小さいほど治療も短時間で金銭的な負担も少なくて済みます。とくに小さなお子さんの虫歯で気になるのが、溝に細く黒くできた虫歯。虫歯の初期段階では、歯に穴が開く前に歯が黒くなったり白濁してきたりします。これは、初期虫歯COとよばれるものです。

フリー素材

COの虫歯

まだ穴が開いていない状態なので、歯の自然治癒、再石灰化が一番可能なときです。小さな子供でこのような場所に虫歯が進行していくと予測される場合には、予防としてシーラントとよばれるものを詰めることがあります。

RRCx5wJY9ZCKoaZ1430868384_1430868620

C1の虫歯

次に虫歯はC1とよばれるエナメル質に穴が開く段階へと進行していきます。エナメル質は本来とっても硬い部分です。エナメル質だけを削っても、痛みは感じません。このC1でずっと長い間とどまってくれればいいのですが、実際には急激にさらに深い象牙質とよばれる部分に進んでしまうことが多いのです。とくに、生え始めたばかりの大人の歯は未熟なので、あっという間に虫歯は進行します。「6歳臼歯」とよばれる一番奥に生えてくる最初の大人の歯の6歳から、「12歳臼歯」とよばれる6歳臼歯のさらに後ろに生えてくる大人の歯の12歳までは、子供の歯が抜けながら大人の歯に代わっていきます。10代後半までは、とくに歯の未熟さから虫歯になりやすい時期が続きます。

O4Ve32UQUcLbUPN1430992445_1430992550

CO~C1 歯の溝の初期虫歯

上の写真は、14歳の子供の初期虫歯。一番奥の12歳臼歯が生えてから、まだ1~2年ほどしか経っていないのにあっという間に虫歯になりました。一番奥の歯なので、歯ブラシを意識して奥まで入れて歯磨きしなくてはいけません。親も子供の口の中を見る機会がなくなり、子供だけでの買い食いが始まる時期でもあります。現在は歯の溝に限局しているので、治療の選択はしていません。食事の習慣に気をつけて、予防を徹底することになりました。

C1の虫歯の場合、一般的にはコンポジットレジンとよばれる保険適用のもので、虫歯の部分だけを削って詰めます。型をとる必要などはないので、一日で済みます。しかし、奥歯の歯と歯の間の虫歯など、治療のときに歯科医師から見えにくく器具が届きにくい部分は、コンポジットレジンによる治療が難しい場合があります。虫歯ができる場所によって、あえて虫歯の進行具合を見ながら治療を先延ばしにすることもあります。

虫歯の治療:コンポジットレジン

コンポジットレジンは、白い粘土のようなもので虫歯を削ったどのような形にも、自由自在に詰めることができます。最小限の歯の切削量で済みます。また、それほど大きくない虫歯は一見歯と同じようなきれいな仕上がりになります。プラスチックなので、年月と共に黄色く変色することがあります。EEデンタルの動画です。顕微鏡で見ながらの、とっても丁寧な治療をされています。一般的には、歯科医師は顕微鏡を使わずに目で直視して治療をします。歯との間に段差やはみ出しができることも少なくありません。

虫歯の治療:インレー

歯のエナメル質からさらに進んで、象牙質まで虫歯が進んだ場合をC2とよんでいます。

U6OTQWd6NwIvIn41430871765_1430871820

C1の虫歯の治療と同様に、白いコンポジットレジンでの治療は可能ですが、虫歯のできている場所や大きさによってはインレーとよばれるものを詰める治療をします。コンポジットレジンとは異なり、インレーは型を採って口の外で作られるものを詰めるので、最低2回の治療が必要です。また、虫歯の部分だけを削って詰める方法ではなく、取り外しができる形にするために健康な歯の部分まで削る必要があります。(取り外しができるといっても、入れる前にかみ合わせなどを調整して歯に接着させるので、自分で取り外しをすることはありません。)保険適用の銀色の金属や、自費での白い素材のインレーなど、選択が可能です。保険の金属の場合、金属アレルギーの問題や治療後金属との隙間から虫歯ができやすいことなどが挙げられます。

次は、横浜桜木町歯科虫歯再発を防ぐセラミック治療(セラミックインレー)の動画です。金属のインレーを外し、虫歯を取り除き、白いセラミックインレーを代わりに入れる治療です。自費での治療になります。金属のインレーを外して、白いコンポジットレジンを代わりに詰めることもあります。歯の場所、虫歯やすでに削られている範囲などによって、可能な治療は異なります。

愛知EEデンタル「銀歯→レジン治療」の流れ

私自身、10代の頃に入れたインレーを外して白い材質のものを入れなおしました。保険の金属のインレーやアマルガムとよばれる水銀入りのものによる虫歯治療が、一般的な時代でした。アマルガムは、今ではほとんど使われていませんが小さな虫歯ではアマルガムを詰めていました。現在では、コンポジットレジンは高品質で歯としての強度が保たれやすいことから応用範囲が広がっています。コンポジットレジンはプラスチックなので、より強度のあるもの、審美性の高いものを希望する場合はセラミックなど自費での治療が選択となります。

Image courtesy of Gregory Szarkiewicz at FreeDigitalPhotos.net

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*