虫歯の治療日数とお金がかかる1番の理由

歯の神経を抜いた歯は、根っこの治療をしなくてはいけません。虫歯だけの治療に比べて、治療日数もお金もかかることになります。根っこの治療がどのようなものなのか、画像や動画をみながら追跡してみましょう。

1.虫歯の神経治療:痛みがないのに・・

自分では気づかない虫歯が、歯医者に行ったら大きくなっていたといわれて歯の神経の治療をされた。これは結構、聞く話です。虫歯自体には、ほとんど自覚症状がありません。患者さんはもちろんのこと、歯医者もレントゲンだけでは診断しにくく治療を始めて虫歯を削っていってはじめて、これほどまでに虫歯が大きいと気づくことがあります。

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歯の痛みなどの自覚症状のない場合、歯の神経が菌に感染していないこともあります。感染していない生きている歯の神経の治療の第一選択は、神経を抜かないということです。しかし、これはそれぞれの歯科医師の判断にゆだねることが多く一般的には神経を抜く方向治療が進むことが多いのが現実です。なぜ、歯の神経を抜かない方がいいのか、またこのようなときにはどのような治療方法があるのか、知っておくことはとっても大切です。虫歯で神経を絶対に抜かない!未来に命につながる3つの方法虫歯を放置したら最後にはこうなる危険な真実

このような症状で歯の神経を抜く場合、根っこの治療自体は感染をしていないので根っこの消毒を何日にもわたって繰り返す必要がなく一度で終わらないとしても、回数は少なくて済みます。

根っこの数は、歯によって違います。前歯は根っこが一本ですが、奥歯は3本から場合によっては4本のこともあります。また複雑な形をしている根っこもあり、奥歯になればなるほど神経の治療を完璧に行うことは難しくなっていきます。

2.虫歯の神経治療:根っこが感染をしている

虫歯が大きくなっていき、歯の痛みが出たり出なかったりしながら徐々に歯の神経が死んでいってしまうことがあります。歯の根っこの先に膿をもって初めて、治療をしなくてはと気づくこともあります。根っこが菌に侵されて感染している状態なので、根っこの消毒を何日にもわたって繰り返す必要があります。「一度の治療時間がとっても少ないのに、何度も歯医者に通わされる。」根っこの治療のときには、このようなことが多いのです。

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上の動画と同様に、根っこの治療をしていくことになります。基本的にはラバーダムとよばれるもので口の中の唾液などが歯の中に入らないようにして、治療を進めていきます。(歯科医院によってはラバーダムをしないこともあります。)根っこの消毒を繰り返して、根っこの中がきれいになったら根っこの元々神経があった部分が空洞になっているのでこの部分に詰め物をしていきます。虫歯を放置したら最後にはこうなる危険な真実にあるように、厳密にはこの根っこの部分からは無数に細かい神経が伸びていて、これらの象牙細管とよばれる細い部分まですべて消毒をして菌が完璧にいない状態をつくりだすことはできません。人間がやることなので、限界があります。将来的にこの神経のない根っこの部分に菌が繁殖して症状として現れることが多くなります。再び根っの先などに膿をもったり、歯茎が腫れたり、痛みを伴ったり・・・治療はこのようにして消毒から繰り返されることになります。動画は、根っこの治療で消毒が終わり、詰め物をしている場面です。ミクロ的には、この詰め物を100%完璧に行うことは不可能です。

何度も頻繁に同じ歯の根っこの治療を繰り返すことがあります。根っこが多く、気づかないで治療を終えてしまうこともあります。実は根っこが割れていた、ということも可能性として考えられます。根っこの形が複雑で感染、汚染部分がきれいになっていなかった、ということもあります。パーフォレーションとよばれる穴が開いてしまうことも、治療の過程において起こり得ます。根っこの治療はこのように、とっても難しいことが多いのです。このようなときには、根っこの治療の専門家とよばれる歯科医師に相談してみるのもいいでしょう。マイクロスコープとよばれる機械をつかって、根っこの専門的な治療を受けられます。マイクロスコープ根っこの治療専門の歯科医院の動画です。

3.根っこの治療終了後

根っこの治療が終わったら、次は歯が大きくなくなっている部分を補強しなくてはいけません。歯の神経の治療をするには針のような器具を入れたりしながら行われるので、便宜的に歯は大きく削られています。とくに奥歯は強く噛むので強度が必要です。自分の歯が四方を囲むようにしっかりと残っている場合には、コンポジットレジンとよばれる小さな虫歯の治療の際に使われる材料のみで治療が完了することもあります。しかし一般的には、根っこの治療が終わったあとは、土台とよばれるものを入れていきます。保険では、金属の土台を入れることが一般的です。金属なので強度があるのですが金属アレルギーなどの問題もあり、見えないこの土台の部分からノンメタル、白いものを選択することも可能です。歯の土台によって、将来的に歯が割れることもあります。歯の補強をしっかりする必要性があります。木田歯科医院いわき市ファイバーコアの動画です。

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土台を入れたら、次は最終段階です。クラウンとよばれる冠をかぶせるための治療です。これも、保険では金属が一般的ですが自費では白いものが選択できます。前歯の場合、保険では金属に裏打ちされたプラスチックの白い材質になります。白い部分がプラスチックなので変色をしやすく、歯の透明感など自然な感じは自費のものほど望めません。また、将来的に歯ぐきが下がって金属の部分が見えてくることもあります。

歯の土台の型をとって口の外でつくる場合、できあがった土台を入れて最後のクラウンの型を採るために治療の回数は少なくても3回は必要です。土台を口の中で直接つくる場合は、その分が短縮できるので治療は最短2回で済みます。

 

根っこの治療を行った場合、このように根っこの治療自体に治療回数も多くかかりさらに土台、クラウンと続くために大変おおがかりな治療になります。治療日数も金額も、多くかかってしまいます。残すことのできる歯の部分自体も、少なくなっていきます。根っこの治療が一度で完璧に終わればいいのですが、実際にはそれが難しいという現実。治療終了後に根っこの再治療が必要なときには、クラウン、土台を外して上記一連の治療を繰り返していくことになります。とくに自費で土台、クラウンを入れる場合には、何度もやり直すのはさらなる時間的負担に加えて経済的負担を強いられることになります。どのような治療を選択したとしても、人工物を入れることには変わりありません。神経がない歯は、痛みを感じないために人工物の隙間から虫歯が新にできてもわからずに進行していくことが多いのです。できる限り、歯の神経までいくような虫歯の治療は避けたいものです。

Image courtesy of artur84 at FreeDigitalPhotos.net

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