虫歯の原因一日5食?ダラダラ食いはNG

ちょっと難しい話になりますが、ステファンカーブ(曲線)というグラフがあります。これは世界的に有名なもので、虫歯がどうしてできるのかを表しています。これによると、虫歯の最大の原因のひとつはダラダラ食い。お腹が空いたら、つい食べ物を口に運んでしまう癖がある人・・虫歯に悩まされていませんか?

虫歯の原因:食べ物が口の中に入る回数

虫歯は、歯に穴が開いていきます。これは脱灰作用とよばれるもので、口の中の環境が酸性に傾くと起こる現象です。これは、人間のからだの中で一番硬い歯の一番外側のエナメル質に穴が開くほどなのです。虫歯のばい菌がドリルのようなもので穴を開けているわけではなく、歯が溶かされていく、という表現がわかりやすいかもしれません。

フリー素材

虫歯のばい菌は、こんな感じで歯に穴を開けるの?

口の中は通常pH6.8 位のほぼ中性ですが、食べ物が入るとすぐにpH5.4 以下の酸性になります。pH5.4以下になると、歯が溶けだすといわれています。pH5.4というラインを越えて酸性になるのは、何も甘い食べ物に限ったことではありません。食べ物が口に入るたびに、このように口の中は酸性になります。

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上グラフは、ステファンカーブとよばれています。横軸は、時間です。いったん食べ物が口に入ると、pH5.4以下の黄色い部分の歯が溶けだしている状態での時間が続きます。30分~1時間ほどかけて、グラフは上向きになってもとの状態に戻っていきます。一日の生活の中で、食べ物を口の中に入れるたびに繰り返されているのです。

虫歯とは、酸性になって歯が溶けること。一日に何度も食べ物を口の中に入れる、ということは、口の中を酸性の状態にする時間を長くすることになります。規則正しい時間に食事をすることが、虫歯の最大の原因を減らすことになります。

虫歯の原因:食べ物の性質

なぜ、食べ物が口の中に入って酸性になっても時間が経てば元に戻るのでしょうか?これは、唾液があるからなのです。唾液には、中和してくれるはたらきがあります。さらに唾液には抗菌作用もあり、歯を再石灰化させてくれるはたらきもあります食べ物を口の中に入れるたびに歯が溶けだしてしまっては、大変です。歯が溶けだすと同時に、唾液が歯を再石灰化させるはたらきをしてくれるので、虫歯のない健康な歯を保つことができます。

では、食べ物が口の中に入る回数が少なければいいのかといえば、そうではありません。虫歯のばい菌は、何が好きなのでしょうか?そうです。砂糖などの糖分です。歯についた歯垢(プラーク)には、虫歯の原因菌がたくさんいます。虫歯のばい菌は砂糖があると、歯垢の中でもネバネバして歯に粘着性のあるものを作りだします。虫歯のばい菌はこうして、糖分を栄養にして歯を溶かす酸を作りだしていきます。口の中に食べ物が入っていなくても、虫歯のばい菌にはしっかりと繁殖して歯を溶かす酸を作るしくみがあるのです。

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アメが虫歯を作りだすことは、常識ですよね。アメは口の中に長い時間入っていることが多いのも一つの原因です。子供がまだ小さかった頃、私は子供の虫歯に気づきました。片側のほっぺとの間にできた虫歯でした。甘いものを普段あまり食べさせることはなかったので、すぐにわかったのです。原因は、アメでした。友達と公園で遊ぶときに、いつもアメをもらっていたのだそうです。それを、いつも同じ口の中の場所に入れてなめていた・・・わかりやすい虫歯の原因でした。子供にアメを持たせて遊ばせる親。子供たちが喜ぶのは間違いありませんが、大人の認識は本当に大切です。アメをどうしても子供に食べさせてあげたいのなら、特別の日に食事のついでにあげましょう。甘いジュースをあげたいのなら、食事のときに飲ませましょう。ダラダラと、おやつ代わりに甘いものを口にするのはNGです。

虫歯を予防2つの約束

1.毎日規則正しい時間に食事をしましょう。

2.とくに甘いものを、食事の時間以外に何度も口の中に入れるのはやめましょう。

毎日の習慣の中で、いつも不規則に口の中に食べ物を入れてしまっている人は意外と多いと思います。これは飲み物を同じです。甘いジュースやコーヒーなどを何度も飲んでしまう習慣は、虫歯の原因になります。食事も、よく噛んで唾液をたっぷりと出しながら食べることが虫歯予防につながります。規則正しい食事を、ゆっくりと楽しみながら味わってみてください。虫歯の最大の原因は、日頃の生活習慣にあるようです。

 

以上は、一般的に広く知られている虫歯の原因です。全世界の歯医者がほぼ100%、虫歯の原因が虫歯菌によるものだということを教育されているはずです。しかし、虫歯の根本的な原因はこのような菌によるものではなく、食事の内容によるものだと主張する人もいます。袋に入った便利な食べ物がいつでも手に入り、食べることができるという食生活は確かに問題があります。そして、砂糖の入った甘いものを無意識に摂取してしまっている現代人に多くの虫歯が見られることも事実です。しかし虫歯の原因が菌という局所の問題ではなく、食事などによってからだに取り込まれるミネラルの不均衡によるものだといういう主張は、今後追求してみる価値がありそうです。白砂糖というものはそのような別の観点から、骨や歯からカルシウムを奪うものとして理解できます。「虫歯の原因が実は、虫歯菌によるものではない」という情報も、今後お伝えしていく予定です。

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