日本の歯科治療は格安?海外ニュージーランドの歯医者事情

日本の歯医者は格安の値段で受診できます。日本は健康保険制度があるので、世界の中でもこの安さはとてもありがたいもの。しかし、日本で本当に良い治療を受けようと思ったら・・健康保険外の自費治療をお勧めします。保険治療には、限界があることをご存知ですか?

歯科治療格安の裏側で

日本の歯医者は格安天国!その差は10倍以上!?世界の歯医者、驚きのお値段 歯医者・歯科総合情報サイト「どくらぼ」2015年3月26日記事より

日本の歯医者はお金がかかって大変・・・。馬鹿言っちゃいけません!実は日本の歯科治療は世界でも例をみない安さなのです。歯科治療がこの値段で受けられるのは世界でも日本だけなんです!

日本では歯の治療に健康保険が使え、たいていの病気は3割負担で治療することができますよね。

でもこの制度、実は世界的に見てとってもありがたいものなのです。そこで今回は健康保険で歯科治療ができる国とできない国を調べてみました。

日本の歯医者は安すぎる!?自己破産理由1位が医療費という国も。

日本の国民皆保険制度は大変良くできていると言われているのをご存知ですか?

実はアメリカなどではこれらの制度の整備が大変遅れており、国民が医療費に莫大なお金を払っているのです。(そのためアメリカの自己破産の原因第一位は医療費だとも言われています)

また日本と同じく健康保険制度を持っている国であっても、歯科治療は保証の対象外という国も多々あります。

そのため日本が歯の治療環境においては質そして価格ともに最高ランクだと言われることも多いそうです。

>>続く

ニュージーランド在住の日本人の中には、歯科治療のために日本に一時帰国する人たちもたくさんいます。飛行機代を出しても、日本で治療を受けた方が安い、という事情があるのです。さらに、日本の歯科治療の技術は高いと評価されています。私もこちらで歯科治療を受診したことが一度だけあります。歯の小さな詰め物が外れたのです。歯科用セメント(接着剤)があれば、自分で接着させられないこともないのですが・・こんなことひとつ、今や歯科医院経営と無縁の生活をしている私にはどうにもできません。小さな詰め物を接着してもらっただけで、$140(1万円以上)の支払いをしました。

こちら海外では、歯科治療は自費です。しかし、ニュージーランドでは、18歳の誕生日を迎えるまでは無料で受けられる制度があります。(歯科矯正は無料ではありません。)市民権、永住権、2年以上のワークビザがある両親や保護者のいる子供たちなどです。小学校の敷地内には、歯科医院があるのが一般的です。

でも、これって私にはとっても違和感を覚えるのです。ご褒美と言っては小学校の先生がアメをくれることもしばしば。娘の小学校は8時50分に学校が始まりますが、休み時間ごとに食べ物が口の中に入ります。10時頃に果物などを食べ、11時過ぎにはモーニングティーとよばれる習慣で昼食前の軽い食事。そして、12時半過ぎのお昼に、またランチを食べます。甘いお菓子を学校に持たせることは一般的です。ダラダラと口の中に食べ物が入ると虫歯になりやすいことは、常識です。

小学校の敷地内に歯医者があるので、授業中に呼び出されて歯医者の治療に行くこともあります。歯科治療が無料なので、虫歯ができても大丈夫!そんな環境の中で18歳を迎えると、歯科治療は自費に変わります。小さな虫歯一本の治療がが何万円もします。ご存知の通り、歯は一度削って治療をすると元には戻りません。さらに虫歯が広がり、たくさん削られていき、最後に歯を失う危険性というものは、小さな虫歯を削ることから始まるのです。

歯科治療を気軽に受けられない

虫歯から始まる全身の病気があります。虫歯は、ただ削って詰めればよいものではありません。ニュージーランドでは、歯のない大人も見かけます。歯を見れば、その人の「所得」がわかります。子供の頃に気楽に歯医者に通った結果、失うことも多いのです。ちょっとした治療でも何十万円、何本も治療をすればすぐに百万円以上の世界なので、普通の大人が当たり前に歯科治療を受けることができません。治療を受けられないので、歯を失っても放置するしかありません。

ニュージーランドの歯科治療のレベルは、私にはわかりませんが・・ある歯科医院でアマルガム治療(水銀入り金属の詰め物)を勧められたと聞き、今の時代になぜなのだろう?と疑問に思ったことがあります。治療途中の歯や、治療したという歯を一瞬見ただけで、(多くを実際に見たわけではないのですが)え?!と思ってしまうこともたびたびあります。良い歯科医師を見つけることは、日本以上に難しいと思います。

歯医者は治療するのが当たり前

歯医者は歯を削るのが常識。医者も薬を出して手術することが当たり前の世界です。虫歯をたくさん作ってくれて、たくさん病気になってくれればくれるほど、歯医者も医者も儲かります。小学校の敷地内に歯医者があって子供たちが無料で治療を受けられることは一見素晴らしいことだと思うのですが、長い目で見れば未来の潜在的な患者をたくさん作り上げていることに他なりません。(これは、決して批判ではありません・・)こうやって「経済」が動く世界に、私たちは当たり前のように生きているわけなのです。

歯を治療すればするほど、健康から離れていきます。医者へ行って薬を飲めば飲むほど・・「健康」になっていくものでしょうか?私には、そう思えません。歯医者の治療が格安だからといって、病院へ行っても格安だからといって、気軽に受けるものではありません。

自費でアマルガムを詰められてしまってはもうどうにもなりませんが、日本の保険治療は格安で受けられる代わりに、詰め物の金属や根っこの治療の問題など、どうしても限界が生じてきます。時間をかけて患者さんのゆっくりと話を聞いて、予防を第一に考えるなんてことをしていたら、採算が合わないのです。卒業して1年目の歯科医師と、熟練した歯科医師の治療のレベルが同じであるわけがありません。しかし、保険治療では同じ値段しかもらえません。どんなに時間をかけて丁寧な治療をしても、評価されません。正直なところ、患者さんにはわからない部分がたくさんあります。

本気で患者さんのための治療をしようと思ったら、保険治療では難しい現実があります。でも、歯科医師の表面的なことはわかっても、治療内容の細かい部分まで知ることは大変難しい・・そこに相当の額を支払うことは、本当に勇気のいることです。歯科治療を受けることほど、頭の痛い問題はありません。予防が一番大切。正直なところ、そう思います。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*