ビタミン不足の歴史的な嘘

17世紀初頭、日本では脚気という病気に悩まされて多くの人が亡くなりました。実はビタミンB1不足によって引き起こされたと言われている脚気には、実は別の理由が証明されていることがわかっているのです。

ビタミンB1不足ではなかった、脚気の原因

脚気かどうかを判断するとき、膝の下のくぼみを叩いて足が自然に跳ね上がらないという検査方法があります。学校で習いましたよね。子供ながらに、こんな簡単に診断ができるのかと興味を持ったことを覚えています。

日本では、1860年までに日本の水兵の三分の一以上が体重減少、頻繁な胸の痛み、食欲減退、いらいら、足のやけるような感覚、集中力の欠如、鬱状状態などの症状が出る病気にかかりました。それらの症状が実は、米ではない他の食品に置き換えられたときに、急速に消滅したといいます。

30年後、オランダの医師クリスチャン・マイクマンが鶏に白米を餌として与える実験を行っています。鶏が体重減少、衰弱などの症状や神経感染症の兆候を示したので、彼はそれを脚気だと解釈したのです。

このような症状は鶏に玄米を餌として与えると消滅したため、玄米のぬかの中に含まれる物質のひとつがビタミンB1 と名づけられました。ビタミンB1不足が脚気の原因という説は、世界中の医学教科書の中では今でも常識です。

しかし、実はオランダの医師の実験後に日本人が新たな発見をしたことは、ほとんど知られていません。米を食べることをやめると、脚気にならなくなったという事実。

1891年に日本の研究者が、脚気はシトレオビリダインという毒素によって引き起こされることを発見しました。このシトレオビリダインは、不潔で湿気の多い環境の中で貯蔵される白米の中にいる「かび」によるものです。

現代人は栄養状態が良いから脚気にはならないと習いましたが、白米ばかりをたべている現代の日本人、そして米を主食としない多くの世界の人たち。今のように栄養状態が良くなかったと考えられる、米以外を主食としてきた過去の人々にはどうして脚気が見られなかったのか・・たしかにビタミンB1不足と脚気説にはおかしな点がありますよね。

ビタミンB1不足の症状

ビタミンB1の不足は、本当に疲労、食欲減退、極度の疲労、鬱状態、いらいら、神経損傷などの症状を本当に引き起こすことが、証明されているのでしょうか?

過去のビタミンB1の臨床試験が、どのように行われたものなのか、私たちが知ることはありません。そのような臨床試験が実際に科学的根拠の元で可能なものなのか・・・疑問が残ります。ところで、ビタミンの必要量はどのようにして決まっているのか、ご存知でしょうか?

各政府やWHOなどの国際機関は、健康を保持するために必要と思われるすべてのビタミンの一日の必要摂取量(DRA)を示す数字を頻繁に発表しています。例えば、アメリカ人はビタミンCを最低60㎎、イギリスの市民は30㎎、フランス人は80㎎、そしてイタリア人は45㎎と言われていた時期がありました。数字は、数年毎に「調整」されています。

実際、ビタミンの必要量や種類、吸収率は人によって異なります。ビタミンが細胞や組織で利用できるようになるためには、消化される必要があります。

消化過程において、食べ物からのビタミン抽出が100%ということはなく、また太めと細身の人とでは、ビタミン代謝は異なり必要量は変わります。さらに、成熟度、土壌の状態、原産地、農薬、収穫時期などによって大きく変動する果物や野菜に含まれるビタミン類は、バナナ1本、リンゴ1個あたり、どれほど含まれているのか・・・正確にわかることは、ありません。

私たちのからだが、常に様々な種類のビタミン類に満たされていなければならないのか?ということさえ、科学的には証明されていないとも考えられます。

サプリメントでビタミンを摂取しているから、大丈夫?

このようにビタミンの必要量も、そして科学的な根拠も、私たちが思っているように正確なものではなさそうだということがわかります。私たちのからだは機械ではありませんし、体質や体型、生活もそれぞれ異なります。一見科学的根拠のもとに安心できそうなサプリメントや栄養を強化された加工食品が、喫煙、肉食、砂糖中毒、大酒飲み、ジャンクフードなど・・・私たちの悪い食習慣に対するありがたい保険になっているのだとしたら

これほど矛盾を抱えているものは、ありません。

これほどまでにサプリメントや栄養強化食品が人気なのにもかかわらず、そして医療が発達している現代にもかかわらず、病気がまったく減少することがないのは、いったいなぜなのでしょうか?私たちのビタミン崇拝。

ビタミン不足の症状の大部分が、食生活におけるビタミン摂取が不十分なために起こるのではなく、むしろタンパク質食品の多い食生活によって血管の基底膜が詰まり、十分な量のビタミンを組織間液に行きわたらせることができないことにある、という指摘もあります。私たちは世の中の常識を、しっかりと見直す時期にきているのではないでしょうか?

でも大量のお金が動く人気のあるものを、わざわざ否定するような科学的な証拠は、これからも、世の中に出てくることはないのでしょうね・・・

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